火山名 雌阿寒岳 火山の状況に関する解説情報 第8号 令和5年12月9日11時20分 札幌管区気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 雌阿寒岳では、8日6時頃から火山性地震が一時的に増加しました。今後 の火山活動の推移に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 雌阿寒岳では、8日6時頃から一時的に火山性地震が増加しましたが、8 日16時以降は減少し、1時間あたり10回以下で経過しています。 なお、火山性微動の発生はありません。 火山性地震の発生回数(いずれも速報値)は次のとおりです。 火山性地震 12月8日 287回 12月9日10時まで 46回 ポンマチネシリ火口の噴気の状況に特段の変化はありません。 また、地殻変動の状況に特段の変化はありません。 火山性地震は徐々に減少していますが、過去には増減を繰り返す例があっ たことから、今後の火山活動の推移に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 活火山であることから、火口内に影響する程度の噴出現象が突発的に発生 する可能性がありますので、火口内や近傍では火山ガスや火山灰噴出に注意 してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(土)16時頃に発表の予定で す。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。