火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第30号 令和5年7月18日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 口永良部島では、火山性地震はやや減少しているものの、依然として多い 状態が続いており、火山活動が高まっています。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 口永良部島では、古岳付近の浅いところを震源とする火山性地震は、やや 減少しているものの、依然として多い状態が続いており、昨日(17日)は 85回、本日(18日)は15時までに72回(ともに速報値)発生してい ます。 本日の噴煙の状況は雲のため不明です。 口永良部島では、火山性地震が多い状態が続いており、火山活動が高まっ ていることから、新岳及び古岳の火口周辺において噴火が発生する可能性が あります。 2.防災上の警戒事項等 新岳火口及び古岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描い て飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区か ら新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してく ださい。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、21日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。