火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第13号 令和5年2月16日10時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が活発化しています。今 後、火口中心から1km付近まで噴石を飛散させる噴火が発生するなど、火 山活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から 3(入山規制)に引き上げる可能性があります。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、噴火活動が活発化しています。 昨日(15日)21時31分の爆発では、弾道を描いて飛散する大きな噴 石が火口中心から南東方向に約900mまで達し、噴煙は火口縁上1300 mまで上がりました。また、昨日22時37分の爆発では、大きな噴石が火 口中心から南東方向に約700mまで達しました。 爆発は2月13日頃から次第に増加し、昨日は9回、本日(16日)は9 時までに1回発生しています。 諏訪之瀬島では、御岳火口中心から1km付近まで噴石を飛散させる噴火 が発生していますので、今後の火山活動に関する情報に注意してください。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す る大きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、16日(木)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。