火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第29号 令和4年7月30日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 口永良部島では火山性地震が増加しています。火山活動が次第に高まって おり、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規 制)に引き上げる可能性があります。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 口永良部島では、山体を震源とする火山性地震が増加しました。 本日(30日)は15時までに、白色の噴煙が最高で新岳の火口縁上30 0mまで上がりました。 火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、2021年6月以降、 概ね50トン以下と少ない状態で経過しています。 地殻変動観測では、特段の変化は認められていません。 火山性地震がさらに増加するなど、火山活動がより高まる可能性がありま すので、今後の情報に注意してください。 地震が増加した本日(30日)12時台からの発生回数(速報値)は以下 のとおりです。 火山性地震 12時 6回 13時 4回 14時 1回 2.防災上の警戒事項等 活火山であることから、新岳火口内、西側割れ目付近では、高温の噴気や 火山ガス等に注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、31日(日)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。