火山名 鶴見岳・伽藍岳 火山の状況に関する解説情報 第7号 令和4年7月15日16時00分 福岡管区気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 伽藍岳付近の浅い所を震源とする火山性地震が8日に急増し92回発生し ましたが、9日から本日(15日)15時までは発生していません。 噴気の状況や地殻変動観測には特段の変化はありません。 なお、鶴見岳付近では、8日から本日にかけて、火山性地震は発生してい ません。 伽藍岳では、火山性地震の増加がみられたことからしばらくの間は、火口 周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。火口から概ね1km の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒 してください。 2.防災上の警戒事項等 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るお それがあるため注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないで下さい。 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。