火山名 鶴見岳・伽藍岳 火山の状況に関する解説情報 第4号
令和4年7月9日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 伽藍岳では火山活動が高まっています。昨日(8日)は、伽藍岳付近を震
源とする火山性地震が92回発生しました。本日(9日)は15時までは発
生していません。
 
 噴煙の状況や地殻変動観測では特段の変化はありません。
 
 また、鶴見岳付近では、昨日から本日にかけて、火山性地震は発生してい
ません。
 
 伽藍岳では、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴
石及び火砕流に警戒してください。

2.防災上の警戒事項等
 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(日)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。