火山名 鶴見岳・伽藍岳 火山の状況に関する解説情報 第3号
令和4年7月8日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 伽藍岳では本日(8日)02時47分より山体を震源とする火山性地震が
多発しており、15時までに91回(速報値)発生しましたが、11時以降
は発生していません。
 
 噴煙の状況や地殻変動観測では特段の変化はありません。
 
 本日、気象庁機動調査班(JMAーMOT)が現地調査を実施しましたが
、伽藍岳地熱地帯の状況に特段の変化はありませんでした。
 
 また、鶴見岳付近では、本日に入って、火山性地震は発生していません。

2.防災上の警戒事項等
 伽藍岳の火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散す
る大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 噴火時には、風下側で火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、9日(土)16時頃に発表の予定で
す。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。