火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報 第24号 令和4年6月17日16時00分 気象庁 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 6月13日から17日15時までの焼岳の火山活動の状況についてお知ら せします。引き続き、想定火口域から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 今期間、山頂付近を震源とする微小な火山性地震は、15日に3回発生し たほか、1日あたり0回から2回で推移しました。火山性微動は観測されて おらず、山頂付近の噴気の状況や傾斜変動には特段の変化は認められません 。 GNSS連続観測で山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続 いています。また、5月23日以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地 震が増減を繰り返しながら発生しており、火山活動が高まった状態となって います。 2.防災上の警戒事項等 想定火口域から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石 に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入ら ないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る ため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(月)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。