火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報 第16号 令和4年6月6日16時00分 気象庁 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 想定火口域から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石 に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、GNSS連続観測で山頂付近の緩やかな膨張を示すと考えられ る変化が続いているなか、5月23日から24日にかけて山頂付近を震源と する微小な火山性地震が増加するなど、火山活動が高まった状態が続いてい ます。 山頂付近の噴気の状況や、傾斜変動には特段の変化は認められていません 。 5月30日からの火山性地震の回数(速報値)は以下のとおりです。いず れも体に感じない程度の微小な火山性地震です。火山性微動は観測されてい ません。 火山性地震 5月30日 2回 31日 1回 6月 1日 0回 2日 2回 3日 1回 4日 2回 5日 13回 6日15時まで 0回 2.防災上の警戒事項等 想定火口域から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石 に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入ら ないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る ため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(火)16時頃に発表の予定で す。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。