火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第34号 令和4年4月11日16時00分 気象庁 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 4月8日から11日15時までの御嶽山の火山活動の状況についてお知ら せします。引き続き、剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲 では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 御嶽山では、4月8日に火山性地震が2回発生するなど、2月23日以降 、火山性地震及び火山性微動が増減を繰り返しながら引き続き発生しており 、2月23日以前に比べ、火山活動がやや高まった状態が続いています。引 き続き、剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼ す噴火が発生する可能性があります。 過去の事例では、火山性地震が多発し、その後減少した状態で噴火が発生 したことがあります。 なお、噴煙の状況には、特段の変化は認められていません。 2.防災上の警戒事項等 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険 な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る ため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、15日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。