火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第25号 令和4年3月19日16時00分 気象庁 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 御嶽山では、火山性地震・微動の活動は、火山性地震が多発した2月23 日以前に比べ、やや高まった状態が続いており、今後、剣ヶ峰南西斜面の7 9-7火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があ ります。 過去の事例では、火山性地震が多発し、その後減少した状態で噴火が発生 したことがあります。 3月17日からの火山性地震及び火山性微動の回数(速報値)は以下のと おりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。 火山性地震 火山性微動 3月17日 0回 1回 18日 0回 1回 19日15時まで 0回 0回 噴煙の状況には、特段の変化は認められていません。 2.防災上の警戒事項等 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険 な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る ため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(日)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。