火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第2号 令和4年2月24日16時00分 気象庁 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 御嶽山では、昨日(23日)14時頃から18時頃にかけて火山性地震が 増加し、97回発生しました。また、14時19分頃には火山性微動ととも に、山頂付近に設置された二ノ池北傾斜計で南側(地獄谷側)が隆起する変 化がみられました。本日(24日)は15時まで火山性地震及び火山性微動 は観測されていません。 噴煙の状況は、雲のため不明の期間が多いですが、特段の変化は認められ ていません。 昨日(23日)からの火山性地震及び火山性微動の回数(速報値)は以下 のとおりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。 火山性地震 火山性微動 2月23日 97回 1回 24日15時まで 0回 0回 御嶽山では火山活動が高まっており、今後、剣ヶ峰南西斜面の79-7火 口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。 2.防災上の警戒事項等 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて 飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険 な地域には立ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る ため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。