火山名 福徳岡ノ場 火山の状況に関する解説情報 第2号
令和3年8月16日14時10分 気象庁

**(見出し)**
<噴火警報(周辺海域)が継続>
 福徳岡ノ場では、活発な噴火活動が継続しています。福徳岡ノ場の周辺海
域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石やベースサージ(横な
ぐりの噴煙)に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 海上保安庁が昨日(15日)実施した上空からの観測によると、8月13
日から海底噴火が始まった福徳岡ノ場では依然として活発な噴火活動が続い
ており、直径約1kmの馬蹄型の新島が確認されました。また、噴火による
浮遊物(軽石等)が、北西方向に約60kmまで流れていることが確認され
ました。
 気象衛星ひまわりの観測によると、噴煙の最大の高さは13日09時頃か
ら15日03時頃までの約16000mでした。その後、噴煙の高さは低下
していますが、現在も断続的に活発な噴火活動が継続していると考えられま
す。

2.防災上の警戒事項等
 周辺海域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石やベースサー
ジ(横なぐりの噴煙)に警戒してください。また、噴火による浮遊物(軽石
等)に注意が必要です。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。