火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第11号 令和2年3月13日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 3月6日から3月13日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせし ます。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。 御岳(おたけ)火口では、時々噴火が発生しました。今期間、火山灰を含 む噴煙が最高で火口縁上900mまで上がりました。 期間を通じて、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 3月10日10時10分に諏訪之瀬島付近を震源とする地震があり、島内 で震度1を観測しましたが、火山性地震は少ない状態でした。 火山性微動は、時々発生しています。 GNSS連続観測では、島内の基線で2019年12月頃からわずかな伸 びの変化がみられます。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(木)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。