火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第10号
令和2年3月6日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 2月28日から3月6日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせし
ます。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。
 
 御岳(おたけ)火口では、時々噴火が発生している中で、爆発が2回発生
しました。一連の噴火活動では、火山灰を含む噴煙が最高で火口縁上900
mまで上がりました。期間をとおして、夜間に高感度の監視カメラで火映を
観測しました。

 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で
、3月3日以降、時々鳴動が確認されています。
 
 火山性地震は少ない状態です。火山性微動は、2月19日から断続的に発
生しています。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、13日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。