火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第9号 令和2年2月28日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 2月21日から2月28日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせ します。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。 御岳(おたけ)火口では、時々噴火が発生している中で、爆発が2回発生 しました。一連の噴火活動では、火山灰を含む噴煙が最高で火口縁上120 0mまで上がりました。また、23日夜から24日の未明にかけての噴火で は、時々火口外へ大きな噴石を放出し、最大で火口から700mに達しまし た。 期間をとおして、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 火山性地震は少ない状態ですが、22日から24日にかけて諏訪之瀬島付 近を震源とする震度1以上の地震が4回発生し、最大震度2を観測しました 。 火山性微動は、19日から断続的に発生しています。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、3月6日(金)16時頃に発表の予 定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。