火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第8号
令和2年2月21日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 2月14日から2月21日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせ
します。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。
 
 御岳(おたけ)火口では、19日から断続的に噴火が発生し、灰白色の噴
煙が最高で火口縁上1600mまで上がりました。また、期間をとおして、
夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で
、これらの噴火に伴う降灰が確認されています。
 
 火山性地震は少ない状態です。火山性微動は、19日から断続的に発生し
ています。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、28日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。