火山名 薩摩硫黄島 火山の状況に関する解説情報 第6号 令和2年2月10日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 2月3日から10日15時までの薩摩硫黄島の活動状況をお知らせします 。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 薩摩硫黄島では、2019年11月3日以降、噴火は観測されていません 。3日以降、白色の噴煙が最高で火口縁上400mまで上がりました。 火山性地震は少ない状態で経過しており、火山性微動は観測されていませ ん。 地殻変動観測では、火山活動に伴う変化はみられません。 一方、夜間に火映が観測され、時折噴煙が高くなるなど、長期的には熱活 動が高まった状態が続いていることから、火口周辺に影響を及ぼす小規模な 噴火に警戒してください。 2.防災上の警戒事項等 火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな 噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。また、火山ガスにも注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(月)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。