火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第3号 令和2年1月17日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 1月10日から17日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせしま す。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、活発な噴火活動が続いています。 御岳(おたけ)火口では、10日に爆発が発生し、11日以降もごく小規 模な噴火が時々発生しました。噴煙は、最高で火口縁上1000mまで上が りました。 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で 、これらの噴火に伴う爆発音、鳴動及び降灰が確認されています。 本日(17日)07時11分に、諏訪之瀬島付近を震源とする地震が発生 し、島内で震度3を観測しました。14日にも震度1と2を観測する地震が 発生しました。これらの地震の前後で一時的に火山性地震が増加しました。 火山性微動は期間を通して概ね継続しています。 また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。