火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第1号 令和2年1月3日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 令和元年12月27日から令和2年1月3日15時までの諏訪之瀬島の活 動状況をお知らせします。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、活発な噴火活動が続いています。 御岳(おたけ)火口では、12月28日にごく小規模な噴火が発生しまし た。31日と本日(1月3日)は爆発が発生し、灰色の噴煙が最高で火口縁 上800mまで上がり雲に入りました。 28日05時31分に諏訪之瀬島を震源とする地震により、諏訪之瀬島で 震度1を観測し、その後、一時的に火山性地震が増加しました。 また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。