火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第51号 令和元年12月13日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 12月6日から12月13日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知ら せします。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、今期間、噴火は観測されていません。 御岳(おたけ)火口では、白色の噴煙が火口縁上1000mまで上がりま した。また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しまし た。 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、6日から8日にかけて同火口から 南南西4kmの集落で鳴動が確認されています。 火山性地震は少ない状態で経過しましたが、昨日(12日)から本日(1 3日)にかけて一時的に増加しました。火山性微動が断続的に発生しました 。 諏訪之瀬島では、長期間にわたり噴火を繰り返していることから、今後も 噴火が発生する可能性があります。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、20日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。