火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第44号
令和元年10月25日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 10月18日から10月25日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知
らせします。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。

 御岳(おたけ)火口では、10月19日12時25分にごく小規模な噴火
が発生し、灰色の噴煙が火口縁上300mまで上がりました。十島村役場諏
訪之瀬島出張所によると、19日に同火口から南南西4kmの集落でごく少
量の降灰が確認されました。

 夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は、ごく小規模な
噴火が発生した19日以降ほぼ連続して発生しています。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、11月1日(金)16時頃に発表の
予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。