火山名 浅間山 火山の状況に関する解説情報 第2号 令和元年8月8日09時00分 気象庁地震火山部 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 山頂火口から概ね4kmの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒してください 。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 浅間山では、7日22時08分頃の噴火以降、新たな噴火は発生していま せん。噴火後に実施した聞き取り調査によると、群馬県嬬恋村、長野原町、 長野県軽井沢町で降灰が確認されました。 地震活動の顕著な活発化は認められていませんが、噴火以降、やや高周波 の地震が増加しています。 新たなマグマ上昇を示す地殻変動は観測されていません。噴煙は白色で、 火口縁上概ね700メートル以下で推移しています。 気象庁では、本日(8日)、機動観測班を派遣して現地調査を行います。 2.防災上の警戒事項等 山頂火口から概ね4kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や 火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立 ち入らないでください。 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が流されて降るため 注意してください。 また、降雨時には土石流にも注意してください。噴火に伴う大きな空振に よって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。