火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第8号
平成31年2月22日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 2月15日から2月22日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせ
します。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 御岳(おたけ)火口では、噴火活動が続いています。

 同火口では、ごく小規模な噴火が時々発生し、噴煙が最高で火口縁上90
0mまで上がりました。また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで
火映を観測しました。

 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていま
せん。

 昨日(21日)、海上自衛隊第1航空群の協力により実施した上空からの
観測では、ごく小規模な噴火を観測したものの、噴火の状況などに特段の変
化は認められませんでした。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、3月1日(金)16時頃に発表の予
定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。