火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第21号
平成30年11月30日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 11月22日から11月30日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知
らせします。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 御岳(おたけ)火口では、活発な噴火活動が続いています。
 
 同火口では、爆発的噴火が4回発生しました。噴煙は最高で火口縁上20
00mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で御岳火口から
300mまで達しました。
 期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、23日に御岳火口から南南西4k
mの集落で降灰が確認されました。
 
 火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動を2回観測しまし
た。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、12月7日(金)16時頃に発表の
予定です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。