火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第28号 平成30年3月29日16時00分 福岡管区気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 阿蘇山では、孤立型微動の多い状態が続いています。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 孤立型微動は、2月までは1日あたり50回前後発生していましたが、3 月1日以降増加し、4日には1049回発生しました。その後、10日以降 も1日あたり200回から400回程度と、依然として多い状態が続いてい ます。 火山性地震は少ない状態、火山性微動の振幅は小さい状態で経過していま す。 3月25日からの火山性地震の回数、孤立型微動の回数は以下のとおりで す。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります 。 火山性地震 孤立型微動 3月25日 24回 264回 26日 23回 294回 27日 45回 315回 28日 18回 344回 29日15時まで 20回 175回 中岳第一火口では、本日(29日)、白色の噴煙が最高で火口縁上200 mまで上がりました。 地殻変動観測では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。 2.防災上の警戒事項等 火口内で土砂や火山灰が噴出し、火口縁に影響を及ぼす可能性があります 。また、火口付近では火山ガスに注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、30日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。