火山名 秋田駒ヶ岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第9号 平成30年3月28日16時00分 仙台管区気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 秋田駒ヶ岳では、3月6日から低周波地震の発生が続いていましたが、1 5日以降は観測されていません。また、その他の観測データにも特段の変化 はなく、現時点で火山活動が活発化する様子は認められません。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 3月6日から続いていた低周波地震は、15日以降観測されていません。 傾斜計による地殻変動観測等、その他の観測データでも特段の変化は認め られません。 本日(28日)、陸上自衛隊東北方面隊の協力により実施した上空からの 観測では、女岳(めだけ)付近の噴気や地表面等の状況に大きな変化は認め られませんでした。 これらのことから、現時点で火山活動が活発化する様子は認められません 。 2.防災上の警戒事項等 女岳周辺では地熱活動が続いており、火山性地震の増加が時々みられます 。また、低周波地震も発生したことから、今後の火山活動の推移に注意して ください。 山に立ち入る際には、最新の火山情報を確認してください。異常を感じた ら、ただちに下山するなどの行動をとってください。 また、女岳周辺では噴気活動がみられますので注意してください。 3月6日からの低周波地震発生に伴い発表していた火山の状況に関する解 説情報(臨時)はこれで終了します。 今後、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。