火山名 薩摩硫黄島 火山の状況に関する解説情報 第4号
平成29年1月6日16時00分  福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 1月5日から1月6日15時までの薩摩硫黄島の活動状況をお知らせしま
す。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 薩摩硫黄島では、体に感じない振幅の小さな火山性地震が多い状態が継続
しています。火山性微動は観測されていません。

 昨日(5日)からの火山性地震の発生状況は以下のとおりです。なお、地
震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

  1月5日      48回
    6日15時まで 25回

 遠望観測では、白色の噴煙が最高で火口縁上200mまで上がりましたが
、噴煙の状況に特段の変化はありません。

 地殻変動観測では、火山活動に伴う変化は認められません。

2.防災上の警戒事項等
 火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな
噴石に警戒してください。
 風下側では降灰、風の影響を受ける小さな噴石及び火山ガスに注意してく
ださい。

  次の火山の状況に関する解説情報は、10日(火)16時頃に発表の予定
です。
  なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>