火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第106号 平成27年9月4日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況 (8月31日から9月4日15時) 桜島では、活発な噴火活動が続いています。 昭和火口では、爆発的噴火が9回発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴 石は最大5合目(昭和火口より500から800m)まで達しました。 南岳山頂火口では、噴火は観測されていません。 火山性地震は少ない状態で経過しました。噴火に伴う火山性微動が発生し ています。 8月31日以降の火山性地震、火山性微動の回数は以下のとおりです。な お、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。 火山性地震 火山性微動 爆発的噴火 8月31日 0回 0回 0回 9月 1日 3回 4回 0回 2日 8回 6回 1回 3日 23回 12回 5回 4日15時まで 24回 21回 3回 2.防災上の警戒事項等 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を 描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流さ れて降るため注意してください。 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ るため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、7日(月)16時頃に発表の予定で す。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>