火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第53号 平成26年10月3日09時00分 気象庁地震火山部 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況 御嶽山では、火山灰を噴出するような噴火が継続していると推定されます 。 9月27日11時41分頃から発生している火山性微動は、10月1日に 入って徐々に小さくなり、19時頃からは検知できない程度の大きさになり ました。昨日(2日)19時30分頃から再び観測されていますが、振幅は 小さくなっています。 噴煙の高さは、08時50分現在、山頂付近に雲がかかり不明です。 傾斜計などの観測データに特段の変化はみられません。 27日11時から3日08時までの火山性地震の回数(速報値)は以下の とおりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。 火山性地震 9月27日 11時から24時 423回 9月28日 00時から24時 131回 9月29日 00時から24時 53回 9月30日 00時から24時 56回 10月1日 00時から24時 36回 10月2日 00時から24時 16回 10月3日 00時から01時 2回 10月3日 01時から02時 0回 10月3日 02時から03時 1回 10月3日 03時から04時 0回 10月3日 04時から05時 0回 10月3日 05時から06時 3回 10月3日 06時から07時 0回 10月3日 07時から08時 2回 2.防災上の警戒事項等 御嶽山では、火口から4キロメートル程度の範囲では大きな噴石の飛散や 火砕流に警戒してください。 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流さ れて降るおそれがあるため注意してください。 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ るため注意してください。また、降雨時には土石流の可能性がありますので 注意してください。 今後、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>