火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第1号 平成26年8月3日14時30分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況 口永良部島では、本日(3日)12時24分に新岳付近で噴火が発生しま した。新岳で噴火が発生したのは1980年9月以来です。遠望カメラでは 、灰色の噴煙が火口縁上800m以上上がりました。 この噴火に伴い振幅の大きな微動が発生しました。新岳火口から北東約2 kmに設置している新岳北東山麓観測点で最大振幅769マイクロメートル /秒(南北動)を観測しました。微動の継続時間は6分30秒でした。また 、同観測点で17.2パスカルの空振を観測しました。噴火発生前後の地震 及び微動は少ない状況が続いています。 噴火等の状況については、詳細が分かり次第お知らせします。 2.防災上の警戒事項等 火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな 噴石に警戒してください。 風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>