火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第3号 平成23年12月22日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 1.火山活動の状況 (12月19日から12月22日15時) 口永良部島では、火山性地震の多い状態が続いています。 遠望観測では、噴煙活動に特段の変化はなく、白色の噴煙が火口縁上50 から100mまで上がっています。 19日、海上自衛隊第72航空隊鹿屋航空分遣隊の協力を得て実施した上 空からの調査では、新岳火口から白色の噴煙が火口縁上100m程度上がっ ているのを確認しました。 12月19日からの火山性地震と火山性微動の回数(速報値)は以下のと おりです。 火山性地震 火山性微動 12月19日 21回 0回 12月20日 18回 0回 12月21日 22回 0回 12月22日(15時まで) 10回 0回 2.防災上の警戒事項等 新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒が必要です。 風下側では降灰及び遠方でも風に流されて降る小さな噴石に注意が必要で す。 次の火山の状況に関する解説情報は、26日(月)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>