火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報 第39号 平成23年2月18日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況(17日16時〜18日16時) 霧島山(新燃岳)では、14日05時07分の爆発的噴火以降、噴火は観 測されていません。 遠望観測では、白色の噴煙が火口縁上100m上がっています。 2.防災上の警戒事項等 新燃岳火口から概ね4kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する 大きな噴石に警戒が必要です。 新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う火砕流に警戒が必要で す。 風下側では降灰及び遠方でも風に流されて降る小さな噴石(火山れき)に 注意が必要です。これまでの噴火では、風に流されて直径4cm程度の小さ な噴石(火山れき)が新燃岳火口から10kmを超えて降りました。 また、爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。噴火警報等及び霧 島山上空の風情報に注意してください。 降雨時には泥流や土石流に警戒が必要です。降雨に関する情報に注意して ください。 次の火山の状況に関する解説情報は、2月21日(月)16時頃に発表の 予定です。 今後は毎週月曜日と金曜日の16時頃に火山の状況に関する解説情報を発 表し、活動状況についてお知らせします。なお、火山活動の状況に変化があ った場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>