火山名  霧島山(新燃岳)  火山の状況に関する解説情報  第1号
平成22年3月30日14時15分  福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本  文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>

1.火山活動の状況
 本日(30日)、気象庁機動調査班(JMA−MOT)が宮崎県、鹿児島
県及び九州地方整備局の協力を得て行った上空からの観測では、新燃岳火口
内の一部と火口外の西側斜面に降灰が確認されました。

 このことから、新燃岳では08時頃にごく小規模な噴火が発生したと考え
られます。
 新燃岳で噴火が発生したのは、2008年8月22日以来です。


2.防災上の警戒事項
 新燃岳では、火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可
能性があります。これらの地域では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警
戒が必要です。
 また、風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注
意が必要です。

 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、その都度、火山の状況に
関する解説情報でお知らせします。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>