火山名 雌阿寒岳 火山の状況に関する解説情報 第96号 平成21年4月6日16時00分 札幌管区気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 1.火山活動の状況 雌阿寒岳の火山活動は徐々に低下していますが、引き続きやや高まった状 態となっています。 火山性微動は、3月19日以降観測されていません。 火山性地震は、3月30日以降少ない状態となっています。 最近一週間の火山性地震の日回数(暫定)は以下のとおりです。 火山性地震 3月31日 9回 4月 1日 5回 4月 2日 5回 4月 3日 2回 4月 4日 2回 4月 5日 1回 4月 6日(15時まで) 1回 ポンマチネシリ火口の本日12時の噴煙は白色、高さは火口縁上200m で北東に流れていましたが、それ以降は雲のため不明です。 2.防災上の警戒事項 雌阿寒岳では、今後もごく小さな噴火が発生する可能性がありますので、 火口から約500mの範囲に弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要 です。 風下側では降灰に注意が必要です。 次の火山の状況に関する解説情報は、4月7日(火)16時頃に発表の予 定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>