伊豆大島の火山活動状況と噴火警戒レベルなどは、気象庁ホームページで公表しています。
火山登山者向けの情報提供ページ(伊豆大島の活動状況)
噴火警戒レベルは、「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を踏まえて、防災機関や住民等のとるべき行動を5段階のキーワード (「避難」、「避難準備」、「入山規制」、「火口周辺規制」、「活火山であることに留意」)に区分した指標です。 噴火警戒レベルの説明 全国の火山別に設定された噴火警戒レベルリーフレット 噴火警報は生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流等)の発生やその拡大が予想される場合に「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を明示して発表されます。 噴火警報・噴火予報の説明 火山性地震や微動の回数、噴火等の状況や警戒事項について、必要に応じて定期的または臨時に解説する情報です。 地図や図表を用いて、火山の活動の状況や警戒事項について、定期的または必要に応じて臨時に解説する資料です。
三原山遊歩道には足場の悪いところがあります。登山靴やハイキングシューズを履くようにしましょう。突発的な噴火に備えて、ヘルメットなどが身を守るために有効です。できれば準備しておくとよいでしょう。三原山山頂口にはヘルメットの無料貸し出しがあります。 三原山遊歩道の様子 ページの先頭に戻る
大島町では突発的な噴火に備えるために、災害用ヘルメットの無料貸し出しを行っています。 ヘルメットは歌乃茶屋と富士箱根伊豆国立公園展望避難休憩舎に設置されていて、誰でも自由に利用することができます。 また三原山遊歩道沿いには、噴火時の噴石や火山灰等から一時的に身を守るための退避壕が設置されています。 山頂にある展望台も一時的な避難に利用できます。もし山頂火口などで突発的な噴火が発生した場合には、退避壕などに避難し、 状況により、下図に示す経路を参考に火口から離れてください。緊急時にはこの経路図によらずに臨機応変に行動することも、 身を守ることに繋がります。 歌乃茶屋 富士箱根伊豆国立公園展望避難休憩舎 退避壕 火口展望台
①山頂火口からの退避 山頂中央火孔から火山灰を噴出するような噴火の発生、 または、そのような噴火の発生が予想される場合。 山頂火口からの退避経路図 ②カルデラ内からの退避 山頂火口外へ噴石が飛散するような噴火の発生、 または、そのような噴火の発生が予想される場合。 カルデラ内からの退避経路図 ③外輪山からの退避 噴石や溶岩流が外輪山付近にまで到達する恐れのある噴火が発生したとき、 または予想されるとき。 外輪山からの退避経路図 ④島外避難 カルデラ内外で割れ目噴火が発生、または割れ目噴火の発生が予想される場合には、 観光客の皆様の島外避難を促します。 「避難経路の決定」 ・避難港 町長が気象状況及び気象予報を参考に東海汽船等関係機関と協議のうえ避難港を選択し、大島支庁長の判断をもって決定する。 ・陸上経路 町長が、関係機関と協議のうえカルデラ外割れ目噴火の発生場所及び想定される影響範囲をリアルタイムハザードマップなどにより特定し、避難港まで移動可能な経路を決定する。 <参考文献>
「伊豆大島火山避難計画」 伊豆大島火山防災協議会 |