火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第24号
令和4年3月18日16時00分 気象庁

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて
飛散する大きな噴石に警戒してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 御嶽山では、火山性地震・微動の活動は、火山性地震が多発した2月23
日以前に比べ、やや高まった状態が続いており、今後、剣ヶ峰南西斜面の7
9-7火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があ
ります。
 過去の事例では、火山性地震が多発し、その後減少した状態で噴火が発生
したことがあります。 
 3月16日からの火山性地震及び火山性微動の回数(速報値)は以下のと
おりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。

              火山性地震  火山性微動
 3月16日           0回     0回
   17日           0回     1回
   18日15時まで      0回     1回

 噴煙の状況には、特段の変化は認められていません。

2.防災上の警戒事項等
 剣ヶ峰南西斜面の79-7火口から概ね1kmの範囲では、弾道を描いて
飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険
な地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降る
ため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、19日(土)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。