火山名 霧島山(新燃岳) 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第11 8号 令和2年12月24日17時30分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 新燃岳では、12月18日から火口直下を震源とする火山性地震が増加し 、地震活動がやや高まっています。今後の情報に注意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 新燃岳では、12月18日から火口直下を震源とする火山性地震が増加し 、地震活動がやや高まっています。15日から本日(24日)17時までの 10日間で240回発生しています。火山性微動は観測されていません。 噴煙の状況や傾斜計の観測データに特段の変化は認められません。 なお、明日(25日)、気象庁機動調査班(JMAーMOT)による現地 調査を実施する予定です。調査結果については、改めてお知らせします。 火山活動がさらに活発化する可能性がありますので、今後の情報に注意し てください。 2.防災上の警戒事項等 活火山であることから、新燃岳火口内、西側斜面の割れ目付近及び火口縁 では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。 次の火山の状況に関する解説情報は、25日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。