火山名 秋田駒ヶ岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第1号 平成30年3月12日11時50分 仙台管区気象台 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 秋田駒ヶ岳では、3月6日から低周波地震の発生が続いており、火山活動 の高まりを示している可能性があることから、今後の火山活動に関する情報 に留意してください。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 秋田駒ヶ岳では、火山ガスや熱水が関与していると考えられる低周波地震 が2月16日に1回発生した後、3月6日から本日(12日)まで、合計6 回発生しました。 秋田駒ヶ岳で低周波地震が観測されたのは、2015年4月6日以来です 。 低周波地震は概ね振幅の小さいもので、震源はいずれもカルデラ付近と推 定されます。 火山性地震の回数(括弧内は低周波地震の回数)は、以下のとおりです。 なお、回数は速報値であり、精査の結果後日変更することがあります。 火山性地震 (うち、低周波地震) 3月6日 2回 (1回) 7日 2回 (2回) 8日 0回 9日 0回 10日 0回 11日 2回 (2回) 12日00時から11時まで 1回 (1回) 火山性微動は観測されておらず、地殻変動に特段の変化は認められません 。 東北地方整備局が設置している監視カメラによる観測では、特段の変化は 認められません。 2.防災上の警戒事項等 秋田駒ヶ岳では、火山活動の高まりを示している可能性があることから、 今後の火山活動に関する情報に留意してください。 山に立ち入る際には、最新の火山情報を確認してください。異常を感じた ら、ただちに下山するなどの行動をとってください。 また、女岳(めだけ)周辺では噴気活動がみられますので注意してくださ い。 火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。