火山名 焼岳 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第1号 平成29年8月10日06時00分 気象庁地震火山部 **(見出し)** <噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続> 焼岳では、山頂の西側山腹において、小規模な噴気が確認されました。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 焼岳では、昨日(8月9日)23時50分頃から本日(8月10日)2時 頃にかけて、空振を伴う地震を6回観測し、この時間帯に、北陸地方整備局 の監視カメラにより、山頂の西側およそ400メートル付近の山腹において 白色の噴気を確認しました。このうち、8月10日00時48分に確認され た噴気は、およそ100メートル程度まで上がり、東へ流れていました。そ の後、噴気は次第に弱まり、3時以降は観測されていません。 気象庁では火山活動の変化について引き続き注視しています。 なお、本日(8月10日)、焼岳の詳細な調査のため、火山機動観測班を 派遣する予定です。 2.防災上の警戒事項等 今後、再び噴気が発生する可能性があります。また、火山ガスが噴出して いる可能性もありますので、今回、噴気がみられた付近では注意が必要です 。