火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第67号 平成25年8月18日17時45分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続> 1.火山活動の状況 本日(18日)16時31分に昭和火口から爆発的噴火が発生し、弾道を 描いて飛散する大きな噴石が3合目(昭和火口より1300から1800m )まで達し、多量の噴煙が火口縁上5000mまで上がり、北西方向へ流れ ています。この噴火に伴い小規模な火砕流が発生し、昭和火口の南東約1k mまで流下しました。 昭和火口では、2009年4月9日の爆発的噴火で、火砕流が1kmを超 えて流下し、噴煙は火口縁上4000mまで上がりました。本日の噴火は同 日以来の規模です。 2.防災上の警戒事項等 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を 描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流さ れて降るおそれがあるため注意してください。 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ るため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>