白山 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代 現象 活動経過・被害状況等
▲1042(長久3)年 水蒸気噴火、(泥流) 火砕物降下。噴石、室が埋まる。噴火場所は翠(みどり)ヶ池火口あるいは千蛇(せんじゃ)ヶ池火口。
1177(治承元)年 噴火? 5月11日。詳細不明。
1239(延応元)年 噴火? 詳細不明。
▲1547(天文16)年 噴火 6月~。火砕物降下。白川郷穀物不作。
1548(天文17)年 噴火? 詳細不明。
▲1554~56(天文23~弘治2)年 マグマ噴火 5月~。火砕物降下、小規模火砕流(噴火場所は翠ケ池火口及び周辺 火口群)。噴石、社堂破壊。手取川濁り、川魚が死ぬ。
▲1579(天正7)年 噴火 9月16日あるいは9月18日。火砕物降下。噴石、社堂破壊。
▲1659(万治2)年 噴火 4月21日、7月27日、8月6~8日。火砕物降下。
1935(昭和10)年 噴気 3月。千仞谷(せんじんだき;白山山頂の南西約2km)付近に噴気孔が出現し、数ヶ所から地鳴りを伴い吹き上がる(無風時で100m)。噴気活動はまもなく鎮まった。
2005(平成17)年 地震 2月、4月、8月、10月に山頂直下で群発的な地震活動。最大規模の地震は10月3日13:59に発生した、気象庁マグニチュード4.5(京都大学によるとM4.2)の地震で、石川県白山市で最大震度2を観測。
2011(平成23)年 地震 3月。東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)以降、山頂直下での微小地震活動が活発化。
2014(平成26)年 地震 12月16日に山頂付近南側で群発的な地震活動。最大規模の地震は01:32に発生したマグニチュード3.4の地震で、石川県白山市、福井県大野市、岐阜県高山市で震度1を観測。
2017(平成29)年 地震 11月29日に山頂直下で群発的な地震活動。最大規模の地震は05:06に発生したマグニチュード2.8の地震で、石川県白山市で震度1を観測。
2020(令和2)年 地震 6月19日~20日にかけて、山頂付近北側で群発的な地震活動。最大規模の地震は6月19日05:08に発生したマグニチュード2.0。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくは有史以降の火山活動についてを参照のこと。



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