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2.正確な震度観測を行うために
 ―震度計の設置方法・設置場所について―


(9)震度計台の材質および形状について

 震度計台は強震時でも壊れないような材質(コンクリート等)、構造(空洞がない)でなければならない。
 また、震度計台上面のコンクリートが滑らかでない(段差1mm程度以上)やひび(0.2mm程度以上)が多く入っている場合には、補修を行うかまたは取り替えを検討する。

 気象庁の震度計台(凸型、上段:一辺50cm 高さ50cm、下段:一辺1m 高さ60cm)と同様の形状で、重量は震度計の100~1000倍程度あることが望まれる。やむなく、縦長等(高さが底辺の1倍程度以上)を用いる場合は、埋設を下記のとおり確実に行い、ぐらつかないようにしておくことが必要である。

気象庁の震度計台

(10)震度計台の埋設について

 震度計台は周囲の地盤と一体となって振動するように、本来の地盤下に、しっかりと埋設する必要がある。震度計台の埋設は高さの2/3程度以上とすることを推奨する。

震度計台の埋設

 設置された震度計台が不安定でないかについては、震度計台を揺するなどして安定性を確認する。手や足で押せる場合は、押してみて、人力で容易に動かないことを確認する。
 人力で容易に動く場合には、震度計台周辺の地盤を十分に固める、震度計台を屋内に移設する、等の措置を行う。

(※震度計台の周辺にアスファルトやコンクリートなどが打たれている場合には、強震時に震度計がアスファルト等からの揺れの影響を受けやすいことから、震度計台がこれらから切り離されている方がよい。切り離されていない場合には、震度観測記録から影響がないのかを検討し、影響がある場合には、切り離す必要がある。)

(11)震度計の固定について

 強震時に震度計が震度計台または建物床面等と一体となって振動するよう、震度計は基礎台や建物床面とアンカーボルトにより、強固に結合されていなければいけない。

震度計の固定

(12)落下物対策及びその他の留意点について

 震度計を建物内に設置する場合には、落下物のおそれがある場所等は避けるべきである。やむを得ず落下物の可能性がある場所に設置する場合は、震度計にカバーを設置するか、落下等により衝突する可能性のあるものをあらかじめ取り除いておく必要がある。
 また、不用意に触れられたりすることのないような対策を講じておく。

 震度計の近傍に、道路(特に、大きな道路や高架橋)や鉄道、車両通行部分の段差、または空調機や他の観測機器等があって、ノイズによる誤った震度を観測する恐れがある場合は、設置を避ける。

(13)設置環境の定期的な点検について

 震度計を設置し、観測を開始した後は、各項目を満たしているかどうか、定期的に点検を実施することとする。

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