震源データ等の準拠する測地基準系移行のお知らせ

 日本における位置情報(緯度、経度、高さ)のもとになる測地基準系は、平成14年4月1日に施行された改正測量法で、従来の日本測地系から世界測地系(測地成果2000)に変わりました。
 気象庁における地震観測データの一元化処理業務においても、新しい測地基準系に移行するための準備を進め、平成17年2月1日に、観測点や震源の位置を世界測地系に準拠したものへ移行しました。
 世界測地系への移行によって、震源の位置を表す緯度、経度の数値は、従来の日本測地系に準拠した数値と比べて若干変わることになります。 しかしながら、この数値の変化は、地震の位置が変更になったことを表すわけでなく、緯度、経度の基準が変更になったことを反映しています。(下図参照)

測地系の違いの図

 これにより、平成17年2月1日以降に気象庁から公表・刊行等される一元化処理の結果 (地震・火山月報防災編、地震・火山月報カタログ編、地震年報、各種地震解説資料等)は、 特に日本測地系にもとづくものである注記があるものをのぞいて、全て世界測地系にもとづいたものになります。 気象庁ホームページの地震の活動状況のページに 掲載している資料についても世界測地系にもとづくものを基本としていますが、 切り替え日以前に作成した一部の資料(報道発表資料など、リンクに※印を付加)については 日本測地系にもとづくものになっていますのでご注意ください。

 なお、世界測地系の概要については国土地理院のホームページにある資料(世界測地系移行の概要 )などが参考になります。

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