地震防災対策強化地域判定会会長会見(定例)

報道発表日

平成20年9月1日

概要

 現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。

本文

第267回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者説明コメント

最近の東海地域とその周辺の地震・地殻活動

 現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。

1.地震活動の状況
 全般的には顕著な地震活動はありません。
 静岡県中西部のフィリピン海プレート内ではマグニチュード3.5以上の地震の発生頻度は少なく、愛知県の地殻内では地震活動がやや活発な状態になっています。その他の地域では概ね平常レベルです。
 なお、東海地震の想定震源域周辺では、8月13日に愛知県西部のプレート境界付近で深部低周波地震が観測されました。また、8月25日からは、長野県南部から愛知県にかけてのプレート境界付近で深部低周波地震が観測され、現在も継続しています。

2.地殻変動の状況
 全般的には注目すべき特別な変化は観測されていません。
 GPS観測及び水準測量の結果では、御前崎の沈降傾向はこれまでと同様に継続しています。
 なお、東海地震の想定震源域周辺では、長野県南部から愛知県にかけてのプレート境界付近における「短期的ゆっくり滑り」に起因すると見られる地殻変動が8月25日から周辺の歪計で観測されており、現在も継続しています。この付近では同様の現象が本年1月にも観測されています。



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問い合わせ先

地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4576

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