地震防災対策強化地域判定会会長会見(定例)
報道発表日
平成17年7月25日
概要
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。
本文
第232回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者説明コメント
最近の東海地域とその周辺の地震・地殻活動
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。
全般的には顕著な地震活動はありません。浜名湖直下で通常より活動レベルの低い状態が続いていますが、その他の地域では概ね平常レベルです。
地殻変動については、昨年9月5日の東海道沖(紀伊半島南東沖)のM7.4の地震以降、この地震による余効変動と見られる動きが観測されていましたが、最近はこの地震以前の状態に戻り、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動が継続している状況が見られます。
なお、7月20日から23日にかけて、一部の歪計および傾斜計の記録に若干の変化が見られました。この間、愛知県東部において低周波地震が発生しています。
問い合わせ先
地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4576
関連資料
- 1.地震活動に関する資料[PDF形式:629KB]
- 2.地殻変動に関する資料[PDF形式:793KB]
- 3.2005年7月20日からの愛知県東部と静岡県西部で観測された歪および傾斜変化について[PDF形式:276KB]
(傾斜変化については防災科学技術研究所のホームページを参照)
[地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会では、気象庁のほか国土地理院、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人産業技術総合研究所の資料を用いて議論が行われています。また、気象庁の地震活動資料には、防災科学技術研究所や大学等関係機関のデータも使われています。]