平成8年6月上旬～9月下旬の低温と日照不足

北海道で6月上旬～9月下旬にかけて低温と日照不足が継続。
農業被害が発生。

災害状況

農業被害額664億円
（農林水産省まとめ）

概要

　6月から9月にかけて、北海道では低気圧や前線の影響を受けて曇りや雨の日が多く、低温・寡照の状態が続いた。
　6月は、月平均気温は北海道で平年に比べて低く、その他の地域では平年並み～高くなった。月間日照時間は沖縄・奄美を除いて全国的に平年に比べて少なくなった。7月は、月平均気温は北日本では平年に比べて低くなった。その他の地域では平年並み～高くなった。月間日照時間は、北日本で平年に比べて少なくなった。特に北海道では平年に比べてかなり少なくなった。8月は、月平均気温は北海道・東北・関東甲信で平年に比べて低くなった。月間日照時間は北海道の太平洋側や九州南部地方で平年に比べて少なくなった。9月は、月平均気温は関東甲信・北陸・東海・近畿で平年に比べて低くなった。北海道では平年並みとなった。月間日照時間は北海道・四国で平年に比べて少なくなった。
　この低温・寡照により、北海道を中心に水稲、野菜等の生育に影響が生じた。