下関地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。
令和7年4月から台長を務めます別府です。どうぞよろしくお願いいたします。
山口県は、本州の最西端に位置し三方を海に面し、県の中央部には東西に中国山地があります。
このような地理的条件にあり、年平均気温は内陸部では13~15℃、沿岸部で15~17℃と温暖な気候となっています。
また、年降水量の平年値は内陸部で1,900~2,400㎜、沿岸部で1,500~1,900㎜と内陸部が多い傾向にあります。
近年、地球温暖化の影響が世界的な問題となっていますが、下関においても年平均気温は100年間で1.8℃上昇し、下関を含む九州北部地方では、1時間に50ミリ以上の短時間強雨の回数が40年ほどで約1.4倍に増加しています。
また、気象庁では、西日本を中心に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」においては、地球温暖化に伴う水蒸気量の増加も影響したと評価しています。
県内でも「平成21年7月中国・九州北部豪雨」において、各地で土砂災害や住宅の浸水、ライフラインの寸断などの多くの被害が発生しました。
自然災害から身を守るためには、あらかじめハザードマップによりお住まいの地域周辺の災害リスクを確認しておくことがとても重要です。 市町からの避難情報に従うこととあわせて、キキクルなどの防災気象情報が災害の可能性が高まった時の早めの対応に役立ちます。 是非、天気予報とともにご利用ください。
これからも県民のみなさまに頼りにされる気象台であり続けられるよう、職員一丸となって地域の防災力の向上に取り組んでまいります。
令和7年4月 下関地方気象台長 別府寿男