平成29年台風第18号(2017年7月21日から8月9日)

平成29年台風第5号(NORU)は、7月21日9時に南鳥島の東海上で発生してから8月9日3時に日本海で温帯低気圧に変わるまでの18日と18時間の寿命を持ち、気象庁が統計を取り始めた昭和26年以降3番目に長く続いた台風となりました(何れも速報値による)。 衛星画像で見ると、南鳥島付近である北緯20度から30度辺りを迷走した後、日本に上陸する様子がわかります。

2017年7月21日~8月9日
ひまわり8号のカラー再現画像(昼)と赤外画像(夜)(10分ごと)
[mp4形式 : 64 MB ]

参考:平成29年(2017年)の台風経路図

2017年7月5日から6日の福岡県・大分県の大雨(大雨特別警報)

7月5日は、朝鮮半島南部から中国地方に伸びていた梅雨前線がゆっくり南下し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっていました。福岡県・大分県では線上降水帯が形成され猛烈な雨が降り続き、17時51分に福岡県に、19時55分に大分県に大雨特別警報を発表しました。気象衛星から見ると福岡県や大分県で次々と積乱雲が発生している様子を確認することができます。
下の画像は、日中の領域は可視画像、夜間の領域は赤外画像を表示し、その上に雲頂高度が高い雲のある領域を色付けした雲頂強調画像です。雲が赤く表示されているときは、積乱雲が存在するとわかります。 (注:この色付けはレーダーで観測した降水強度を示したものではありません。)(雲頂強調画像について

2017年7月5日7時~6日11時(日本時間)
ひまわり8号の雲頂強調画像(2.5分ごと)
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2017年7月4日から5日の島根県の大雨(大雨特別警報)

梅雨前線が日本海からゆっくりと南下、西日本に停滞しました。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため、前線の活動が活発となりました。島根県では4日夜から5日朝にかけて記録的な大雨となり、5日05時55分に浜田市、益田市、邑南町、津和野町に大雨特別警報を発表しました。気象衛星から見ると島根県で次々と積乱雲が発生している様子を確認することができます。
下の画像は、日中の領域は可視画像、夜間の領域は赤外画像を表示し、その上に雲頂高度が高い雲のある領域を色付けした雲頂強調画像です。雲が赤く表示されているときは、積乱雲が存在するとわかります。 (注:この色付けはレーダーで観測した降水強度を示したものではありません。)(雲頂強調画像について

2017年7月4日22時~5日11時(日本時間)
ひまわり8号の雲頂強調画像(2.5分ごと)
[ mp4形式 : 5.5 MB ]

2017年1月14日の強い冬型の気圧配置

日本付近は強い冬型の気圧配置になりました。 この画像では、日本海西部から中部にかけて帯状の対流雲がみられ、北陸地方では発達した積乱雲になっています。 [mp4形式 : 7 MB ]

2016年10月3日の台風(台風第18号)

台風第18号は猛烈な強さで沖縄に接近しました。
ひまわり8号では高解像度の可視画像を撮像できるようになったため、台風の眼の中で下層の雲が渦を巻く様子が明瞭にわかります。 [mp4形式 : 5 MB ]

2016年8月4日の積乱雲

西~北日本にかけて高気圧に覆われて晴れましたが、紀伊半島沖の上空には寒冷低気圧があって大気の状態が不安定となり、 午後は西~東日本の山間部を中心に局地的に雷を伴った非常に激しい雨となりました。[mp4形式 : 20 MB ]

2016年6月29日の霧

津軽海峡や北海道の太平洋側の海上、石狩平野、十勝平野、渡島半島南部や津軽半島などで霧を含む雲域があり、陸上の霧は時間とともに消散していることがわかります。 [mp4形式 : 3 MB ]

2016年6月28日の梅雨前線

梅雨前線は春から盛夏への季節の移行期に、日本から中国大陸付近に出現する停滞前線です。 6月28日の衛星画像では、梅雨前線に対応した帯状の雲域が、中国大陸から本州付近を横断し日本の東に伸びています。 [mp4形式 : 9.3 MB ]

2016年4月17日の低気圧

発達中の低気圧(4月17日9時で978hPa)が日本海にあって東北東に進んでいます。寒冷前線に対応した雲が本州を縦断し台湾付近まで伸びているのがわかります。 [mp4形式 : 7.8 MB ]

2017年2月19日の地上の積雪

雲と雪で反射する光の強さが波長によって異なるという性質を利用し、可視と近赤外の3種類の観測画像を合成して、雲が白、雪が水色になるように表示することができます。 この画像では、栃木県付近で水色の積雪域が時間の経過とともに縮小していく様子がわかります。 [mp4形式 : 2.7 MB ]

2016年3月23日の海氷

雲と氷で反射する光の強さが波長によって異なるという性質を利用し、可視と近赤外の3種類の観測画像を合成して、雲が白、海氷が水色になるように表示した画像です。この画像では下層の水滴でできた雲は白色、高い場所にある氷粒でできた雲や海氷は水色で表示されます。 [mp4形式 : 2.9 MB ]

桜島の噴火(2017年4月28日)

4月28日の爆発的噴火の様子を捉えた動画です。 雲よりも少し茶色く見える火山灰が桜島から噴出し、東から南東方向に広がっていることがわかります。 [mp4形式 : 1.4 MB ]

春一番によって関東平野から巻き上げられた砂じん(2017年2月17日)

この日、関東地方では春一番が吹き、その南よりの強風によって関東平野から巻き上げられた砂じんが観測された画像です。
茶色く見える砂じんが北東方向へ流れていき、海上に広がっていく様子がわかります。 [mp4形式 : 12.8 MB ]

黄砂(2016年5月7日)

黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象です。 この画像では茶色の黄砂が日本海を超えて日本付近まで達している様子がわかります。5月7日には全国の観測地点で19箇所、8日には8箇所で黄砂が観測されました。 [mp4形式 : 6 MB ]

2017年5月9日の月観測

ひまわり8号では、観測データの品質を確認するために、月の観測を行っています。月の明るさは推定可能です。 推定された月の明るさと実際にひまわりで観測した画像を比較することで、ひまわりの観測画像の品質を確認しています。 [mp4形式 : 387 KB ]

木星(2017年4月18日)

ひまわりから見て地球の外縁に惑星が位置するときには、惑星も観測画像に写ります。 画像の明るい部分は太陽光に照らされた地球です。惑星は宇宙の暗闇の中に小さな点として見えます。 木星
木星 2017年4月18日 10時30分(日本時間)

金星(2017年3月30日)

ひまわりから見て地球の外縁に惑星が位置するときには、惑星も観測画像に写ります。 画像の明るい部分は太陽光に照らされた地球です。惑星は宇宙の暗闇の中に小さな点として見えます。 金星
金星 2017年3月30日 22時40分(日本時間)

火星(2017年1月2日)

ひまわりから見て地球の外縁に惑星が位置するときには、惑星も観測画像に写ります。 画像の明るい部分は太陽光に照らされた地球です。惑星は宇宙の暗闇の中に小さな点として見えます。 火星
火星 2017年1月2日 3時20分(日本時間)

水星(2016年8月29日)

ひまわりから見て地球の外縁に惑星が位置するときには、惑星も観測画像に写ります。 画像の明るい部分は太陽光に照らされた地球です。惑星は宇宙の暗闇の中に小さな点として見えます。 水星
2016年8月30日1時30分(日本時間)

2016年3月9日の日食

日食は、太陽と地球の間に月が入り一直線に並んだ時に太陽光が月にさえぎられ、地上では太陽が月に隠れる様子が観測される現象です。このとき宇宙から地球を見ると、地球上に月の影が現れることになります。 ひまわり8号の観測画像では、地球上を月の影が南西から北東へ向かって移動していることがわかります。 [mp4形式 : 4 MB ]