年別の発生確認数
状況の解説
2007~2017年を平均した1年当たりの竜巻発生確認数は、海上竜巻を含めた竜巻全体では約55件、海上竜巻を除けば23件となっています。
※1年当たりの竜巻発生確認数を引用する場合は、次のような形式で引用してください。
「23件(2007~2017年、海上竜巻を除く)」
又は 「約55件(2007~2017年、海上竜巻を含む)」
また、必要に応じて次の文言を入れてください。
「最新の数値は、気象庁ホームページ
(/obd/stats/data/bosai/tornado/stats/annually.html)をご参照ください。」
年 | 件数 | 年 | 件数 | 年 | 件数 | 年 | 件数 | 年 | 件数 | 年 | 件数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1961 | 8 | 1971 | 15 | 1981 | 11 | 1991 | 14 | 2001 | 10 | 2011 | 15 |
1962 | 17 | 1972 | 20 | 1982 | 8 | 1992 | 13 | 2002 | 17 | 2012 | 29 |
1963 | 6 | 1973 | 13 | 1983 | 23 | 1993 | 16 | 2003 | 11 | 2013 | 33 |
1964 | 9 | 1974 | 19 | 1984 | 7 | 1994 | 13 | 2004 | 12 | 2014 | 21 |
1965 | 12 | 1975 | 18 | 1985 | 16 | 1995 | 3 | 2005 | 10 | 2015 | 26 |
1966 | 16 | 1976 | 30 | 1986 | 15 | 1996 | 8 | 2006 | 24 | 2016 | 18 |
1967 | 6 | 1977 | 11 | 1987 | 17 | 1997 | 12 | 2007 | 12 | 2017 | 10 |
1968 | 12 | 1978 | 16 | 1988 | 9 | 1998 | 14 | 2008 | 29 | ||
1969 | 27 | 1979 | 24 | 1989 | 16 | 1999 | 19 | 2009 | 23 | ||
1970 | 11 | 1980 | 23 | 1990 | 28 | 2000 | 9 | 2010 | 37 | ||
合計 | 921 | ||||||||||
赤線 :1990年以前は「竜巻」および「竜巻またはダウンバースト」を確認できる資料が少ないなどの理由により、 1991年以降と確認数を単純に比較することはできません。また、2007年から突風の調査を強化したため、見かけ上 竜巻が増えている可能性があり、2006年以前と2007年以降も確認数を単純に比較することはできません。 |
年別グラフ
統計方法の解説
「最近発生した事例一覧(速報)」、「年代別の事例一覧」、「都道府県別の事例一覧」に収録している突風事例のうち、現象区別が「竜巻」および「竜巻またはダウンバースト」である事例の年ごとの発生確認数を集計しました。
ただし、水上で発生しその後上陸しなかった事例(いわゆる「海上竜巻」)は、被害をもたらさないことがほとんどですので除いています。同様に、月別発生確認数、都道府県別発生確認数、発生時の気象条件等、時刻別発生確認数についても海上竜巻を除いて集計を行い、年別発生確認数と整合を図っています。
ご利用に当たっての注意
1991年と2007年に統計方法の変更が行われています(詳細は「統計方法変更の経過と発生確認数への影響」をご覧ください)。
このため、年ごとの発生確認数のご利用に当たり、次のようなことはできませんのでご注意ください。
統計方法変更の経過と発生確認数への影響
気象庁では1991年と2007年に竜巻等突風の調査体制を強化しており、これに伴って統計方法も各期間で異なっています。
- 1961~1990年
- 1991~2006年
- 2007年以降
- 気象台による積極的な現地調査の実施により、多くの突風災害事例で竜巻が原因と特定できるようになりました。
- 携帯端末やSNS(Social Networking Service)などの情報通信技術の普及と、気象台による報道及び目撃情報の収集強化により、海上竜巻の発生確認数が格段に増えました。
- 評定の精度が向上しました。
参考図(海上竜巻を含めた発生確認数の経過)![]() |
年代による竜巻の発生確認数の違い
この結果、 このため、2007年以降、竜巻の発生確認数が調査体制の強化前に比べて増えており、竜巻発生数が増えたかのように見えますが、2006年以前と2007年以降の発生確認数を単純に比較することはできないため、竜巻が増えたとは言えません。 |